2022.10.10
  • コラム

不織布マスク

【安全解体研究所】不織布マスク。プラスチックの繊維が不規則に重なって形をなしている布です。コロナで流行った一般的なマスクです。手元にあったのは3枚構造の不織布マスク。

一番外側の青い不織布を拡大して見てみると

透明で均一な太さの繊維が不規則に交差しているのが分かります。繊維の太さは20μmくらいで隙間の大きさはだいたい180μmくらい。

じゃ次に、皮膚に接する側の不織布を拡大すると

さっきの青い不織布よりやや密な感じ。繊維の太さはやっぱり20μmくらいで隙間の大きさは100μmくらい。汗をかいてもべたつかないように、荒めの繊維を使っていると予想されます。

真ん中に挟まれている不織布はというと

もう、繊維の太さはこの顕微鏡では測れない。し、隙間はあっても10μmくらいでしょうか。

花粉が30μmくらいだっていうので花粉は防げそうです。

飛沫が3~5μmというので、どうですかね~、3枚合わせれば防げるんでしょうか。

PM2.5が文字通り2.5μm、ん~どうでしょう。ま大丈夫か。

細菌類が1μmだそうで、厳しそうですね。不織布の厚みでカバーしたいところ。

インフルエンザウイルスが0.1μmだそうですが、これは・・・。

ちなみに石綿は繊維1本だと太さ0.3μm以下ということなので、ウイルス級に細い。

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