2022.12.13
  • コラム

分別作業時のマスク問題

【アルプスクリーン】工場内で分別作業を行うときの避けて通れない問題が「埃」。公害防止のために分別や中間処理作業は全て建屋内で行っているため、工場内はエグい埃環境です。作業員はマスクの着用が義務付けられていますが「呼吸が苦しい」「会話ができない」などの理由で、石膏ボードや燃え殻を扱うとき以外では、防塵マスクではなく簡易マスクをするケースが見受けられます。ところが顔にフィットしない不織布マスクでは慰め程度の防塵効果しかありません。

そんな中、ちょっとよさそうなマスクを持っている人がいたので、使用テストを開始しました。

このマスクは入社後に支給されるもの。防塵機能はばっちりなのですが、呼吸に負荷を感じるということであまり人気がありません。それではと、フィルターが2つのタイプを用意。

これは石綿まで対応するタイプですが、やはり不人気。そこで・・・

これが現在使用テスト中のマスク。TOYO SAFTYという会社のマスクです。上2つに比べると簡易感がぬぐえませんが、顔にフィットするので夕方まで作業して鼻の穴にティッシュを突っ込んでも埃が付きません。鼻の脇もしっかりフィットするので眼鏡も曇らないのも好評の一因です。「大きい埃用」と表記があるので、石綿のようなものを扱うときのものではありません。

これが交換用のフィルター。

確かに繊維は粗めですが、フィルターの厚みが5mmくらいあって、厚さで集塵力を稼ぐタイプのようです。通常の産廃を扱うなかで発生する埃なら十分そう。肌に接触するメリヤス部分も交換が利くので長く使えそうです。

簡易タイプですが、ゴムは耳ではなく、後頭部で互いにフックで引っ掛ける方式。耳が痛くなる心配もありません。

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